日本時間2023年6月14日に、Google Japan Blogが更新され、同日に配信がスタートしたPixel向け新機能「Feature Drop」の新機能が明らかになりました。ざっくりと要点をお伝えしていこうと思います。
※「『追加機能タイトル』 : 『対象端末』」という小見出しになっています。
Pixel スマートフォン向け
アシスタントによる安全確認 : すべてのFeature Drop対象端末
Google アシスタントに話しかけて、任意のタイミングで安全確認をリマインドしておくことができるようになりました。夜間にランニングに出かける際、登山やダイビングなどの危険が予測されるアクティビティを行う際に有効と思われます。
事故検出機能のアップデート : すべてのFeature Drop対象端末
自動車事故検出の機能は従来から存在していますが、今回その機能にアップデートが入りました。従来の緊急通報に加えて、大切な人に通知を送り状況の共有ができるようになったとのこと。使わないことが最も望ましい機能ですが、もしもの時には役に立つでしょう。
マクロ動画のサポート : Pixel 7 Pro
執筆時現在、Pixel 7 Proでのみサポートされているマクロ機能ですが、今回のアップデートで動画でも利用することができるようになりました。今までも、マクロで動画を撮ろうと思えば、「超広角に切り替えて焦点を合わせる」という力業で撮影ができたのですが、アップデートによってより手軽に撮影ができるようになったと言えるでしょう。
自分の手元のPixel 7 Proではまだ機能の実装が確認できなかったので、恐らくカメラアプリのアップデートでの対応になると思われます。
「手のひらタイマー」の実装 : Pixel 6以降
撮影時にタイマーを設定している場合に、手のひらを挙げてカメラに認識させることで自動的に撮影ができる「手のひらタイマー」が実装されました。一部Android端末では、標準でこの機能を付けていることもありましたが、Pixelでも使えるようになったことになります。
こちらも手元のPixel 7 Proでは確認できず。やはりカメラアプリのアップデート待ちという感じでした。
シネマティック壁紙、絵文字壁紙の登場 : Pixel 6 以降
壁紙の設定から、「シネマティック壁紙」と「絵文字壁紙」が選べるようになりました。
「絵文字壁紙」では、最大14種類の絵文字を組み合わせることができ、配列のパターンや絵文字の大きさも細かく指定することができます。また、作成した壁紙をSNSなどに共有することもできるため、自分で作成した壁紙を友達と共有することも可能になっています。
作成した壁紙は、保存していつでも切り替えができるようになっているので、気分によって切り替えすることも可能です。
「シネマティック壁紙」は、従来の壁紙にGoogle AIの技術を用いて視覚効果を追加するような形になっています。Pixel ガイドアプリの案内では、「被写体にピントの合った写真を選択することをおすすめします」とのことです。試しに過去に撮影した写真に適用できるか試しましたが、試してみた限りでは適用できませんでした。意外と適用条件が厳しいのかもしれません。
ホームパネルのデザイン一新 : すべてのFeature Drop対象端末
ロック画面やクイック設定からアクセスできる「ホームパネル」のデザインが一新されました。新しい機能の追加等はなく、単純にUI面での改善となります。
振動のコントロール機能 : Pixel 6a / Pixel 7a
机などの平面に端末が置かれたことを検出すると、バイブレーションを自動的に弱めることができるようになりました。上位モデルにも欲しい機能です。
アダプティブ充電のアップデート : すべてのFeature Drop対象端末
これまでも搭載されていたアダプティブ充電の機能。今回、Google AIの力が加わり、より強化されたといいます。学習が行われると、充電器から外す1時間前に100%になるよう調整してくれるそうです。とはいえ、充電が長く行われる期間の学習には数日かかるそうなので、効果を実感できるのはアップデート適用から3～4日後くらいになりそうです。
Pixel Watch向け
血中酸素濃度(SpO2)の測定機能実装
Pixel Watchにて、睡眠時の血中酸素濃度(SpO2)の測定が解禁されました。先日、一部のPixel Watchユーザーから「睡眠時に血中酸素濃度を測定している表示が出た」という旨の投稿があり話題となっていましたが、意外と早い正式対応に正直驚きました。
心拍数モニタリングのアップデート
心拍数が異常に高い場合、もしくは以上に低い場合にお知らせしてくれる機能が追加されました。毎秒心拍を計測しているPixel Watchでは、これは非常に効果的なアップデートでしょう。
ランニングトラッキング機能のアップデート
ランニングのアクティビティをトラッキングする際に、信号待ちや小休憩などの一時停止を認識し、自動的に一時停止することができるようになりました。利用者が多いと推定できるアクティビティの機能改善ということもあり、恩恵を受けるユーザーも多いことと思います。
追加のWatchバンドの登場
Pixel Watchの純正バンドの種類が増えます。名前は「メタルリンクバンド」といい、クラシックウォッチを彷彿とさせるデザインをしています。カラバリは「ブラッシュ シルバー」と「マット ブラック」の2色。価格は25,800円と、純正バンドのラインナップとしては高価格帯のラインナップになっています。とはいえ、刺さる人には刺さること間違いなしでしょう。
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